【Windows10】ストアアプリをオフラインでインストールする方法
こんにちは。みたみなです。
見に来てくださり、ありがとうございます。
オフラインで利用しているWindows10端末に、ストアアプリのインストールが必要となりました。
調べてみるとオフラインパッケージを入手し、PowerShellを使ってインストール可能でした。
Microsoftストアの利用を禁止している企業やスタンドアロン利用しているパソコンでも、この方法でストアアプリのインストールが可能です。
ユーザー毎に、Microsoftアカウントの取得も必要ありません。
今回は、ストアアプリをオフラインでインストールする方法をご紹介します。
作業の注意点と流れ
注意点
IT管理者でない方は、作業する前に管理者の方にご了承を得てくださいね。
Microsoftアカウントをお持ちでない方は作成してください。
ユーザー毎の作成は不要ですが、パッケージをダウンロードするために1つは必要です。
Microsoft365/Office365を導入している会社は管理者アカウントでなければ作業できない場合があります。
オフラインパッケージが公開されていないアプリは、オフラインでのインストールはできません。
作業の流れ
1.パソコンの設定変更をする
2.オフラインパッケージを入手する
3.パッケージをインストールする
<作業1>パソコンの設定変更をする
1.以下のメニューを順にクリックする
「スタート」メニュー
→ 「Windowsの設定(歯車のマーク)」
→ 「更新とセキュリティ」
2.「開発者向け」メニューをクリックし、「アプリのサイドローディング」を選択する
3.確認メッセージが表示するので、「はい」ボタンをクリックする
4.「アプリのサイドローディング」が選択されたことを確認し、画面を閉じる
<作業2>オフラインパッケージを入手する
オフラインパッケージは以下から入手できます。
ビジネス向け : https://www.microsoft.com/ja-jp/business-store
教育機関向け : https://educationstore.microsoft.com/ja-jp/store
1.ダウンロードサイトにアクセスし、「サインイン」をクリックする
※自動的にログイン画面が表示することがあります。
2.MicrosoftアカウントのID(会社のメールアドレス)を入力し、「次へ」ボタンをクリックする
3.パスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックする
4.「管理」をクリックする
5.「設定」をクリックし、「オフラインアプリを表示する:MicrosoftStoreでショッピングしている人にオフラインライセンスアプリを表示します。」を「オン」にする
6.「検索」ボックスにキーワードを入力し検索する。
検索結果からインストールしたいアプリを探し、クリックする
※ 画面は「フォト」を例にしています。
7.ライセンスの種類を「オフライン」にし、「管理」ボタンをクリックする
8.項目を設定してファイルをダウンロードする。
■「オフラインで使用するパッケージのダウンロード」部分
→ パソコンの環境に合わせて項目を選択する
■オフラインで使用するパッケージのダウンロード
「ダウンロード」ボタンをクリックし、AppxBundle形式のパッケージファイルをダウンロードする
■アプリのライセンスを取得する
「エンコードされていないライセンス」を選択し、「ライセンスの作成」ボタンをクリックする。
XML形式のファイルが生成されるので保存する
■必要なフレームワーク
アプリを利用するために必要な依存関係のパッケージをダウンロードする。
9.ダウンロードしたファイルを一つのフォルダにまとめておく。
コマンドを使ってインストールするので、フォルダ名は日本語を使わない方が望ましいです。
<作業3>パッケージ(ストアアプリ)をインストールする
パッケージは「c:\work\photo」に保存していることを前提に説明します。
パス名をご自身の保存先に置き換えて作業をしてください。
1.PowerShellを管理者としてを実行する。
「スタート」メニュー
→ 「Windows PowerShell」を右クリック
→ 「管理者として実行」をクリック
administrator権限のあるユーザーでログインされていても、この操作を実施してください。
2.コマンドを入力し、実行する。
エラーがなければインストール完了、アプリが動作するか確認してください。
正しく動作しない場合は、パソコンを再起動してください。
■コマンド
以下を1行で記述する必要があります。わかりやすいように改行しています。
Add-AppxProvisionedPackage -Online
-PackagePath “AppxBundleファイルのパス"
-DependencyPackagepath “依存関係のパッケージのパス"
-LicensePath “ライセンスファイルのパス"
※依存関係のパッケージが存在しない場合は、省略してください。
↓こちらのコマンドでもOK
Dism /Online /Add-ProvisionedAppxPackage
/PackagePath:AppxBundleファイルのパス
/DependencyPackagePath:依存関係のパッケージのパス
/LicensePath:ライセンスファイルのパス
依存関係のパッケージが複数ある場合は、Dismコマンドの方がいいと思います。
「/DependencyPackagePath:」オプションを依存パッケージ分だけ増やしてください。
例)
Dism /Online /Add-ProvisionedAppxPackage
/PackagePath:AppxBundleファイルのパス
/DependencyPackagePath:依存関係のパッケージパス①
/DependencyPackagePath:依存関係のパッケージパス②
/DependencyPackagePath:依存関係のパッケージパス③
/LicensePath:ライセンスファイルのパス
■実際のコマンド
Add-AppxProvisionedPackage -Online -PackagePath "C:\work\photo\Microsoft.Windows.Photos_2020.20070.10002.0_neutral___8wekyb3d8bbwe.AppxBundle" -LicensePath "C:\work\photo\Microsoft.Windows.Photos_8wekyb3d8bbwe_558f5d32-0827-eb7b-6ad6-d5db4138b3aa.xml"
Dism /Online /Add-ProvisionedAppxPackage /PackagePath:C:\work\photo\Microsoft.Windows.Photos_2020.20070.10002.0_neutral___8wekyb3d8bbwe.AppxBundle /LicensePath:C:\work\photo\Microsoft.Windows.Photos_8wekyb3d8bbwe_558f5d32-0827-eb7b-6ad6-d5db4138b3aa.xml
参考サイト
私は、以下のサイトを参考に作業をしました。
Microsoft社から公開されている情報です。
オフラインパッケージの入手方法およびストアアプリのインストール手順について
Windows ストア アプリのインストール方法
プライベート ストアを使ってアプリを配布する
最後に
いかがでしたか?
私はこの手順でオフラインでストアアプリのインストールができました。
皆さんも挑戦してみてくださいね。